最近はタイヤ業界に小さな革命が起きているらしい。
それは正しい適正価格と消耗部品と割り切れるかどうかの分かれ道。
健康的なゴム質とは何か?真円度が確保されており回転バランスに問題が無く、
柔軟性と空気圧の維持が出来て200キロ以内の運転であれば普通に乗れる耐久性。
リーズナブルで低価格のタイヤの基本性能が向上して来て安定期に突入。
低価格でも性能が追いつかないような粗悪製品ではモチロン話しにもならないが、
そんな粗悪製品は自然淘汰されて消えて無くなるのがタイヤ業界の宿命だと考えられる。
それでは5年〜10年とコンスタンスに売れ続けて、
驚異的なリピートや支持をされ続ける格安リーズナブルタイヤはどうだろう?
店頭にて在庫を沢山抱えて順番に売るような従来のタイヤショップさんに比べ、
最近ではインターネット販売が主流になり直送ロジスティックスタイル、
つまりは流通経路が工場直送販売スタイルで個人へ直接やり取りされる時代に突入。
この販売スタイルは何処が幾らで何処よりも安いか?
と流通販売価格での平均値が一発で出る時代。
中途半端な流通マージンなんかが下手に乗っていると、
数日後には、たちまち売れなくなる新旧入れ替えも厳しきデジタル時代を意味します。
10年前の格安タイヤには確かに金額相応の不安も御座いました。
名の通ったブランドタイヤの購入はいわゆる安心感を手に入れる保険のようなもの、
たとえばアジアタイヤでも人気のネクセンタイヤなんてのを、
試しに5年くらい前から代車や簡単なデモカーに装着させてみて試してみました。
これが想像以上にバランスも良く耐久性もまあまあで文句が付けられません。
投資金額に対する実質的な満足度をコストパフォーマンスと表現しますが、
戦略的にあえてリーズナブルな領域で製品を販売されているのかな?
と完成度が異常なほどに高いのです。
基本的な劣化も少なく走行距離に対するアンバランスも少ない優秀なタイヤです。
個人的にもポルシェカイエン955の22インチにはこのネクセンタイヤを使用しております。
500にはミシュランのパイロットスポーツ2が装着されておりましたが、
今回はリーズナブルなタイヤ4本へと安全上の問題にて交換させました。
ミシュランの1本あたりの国内流通価格はご存知の通りやや高値領域なので御座います。
1本が高いのですから4本全部の交換となると正直勇気と決断が必要になります。
高いから駄目だとか安いからイイとかの問題はさておいて、
ゴム質の基本的な旬な製品寿命を考えたら理想的には年に1度の4本交換を考えます。
無尽蔵に潤沢な資金があればミシュランタイヤやら、
コンティネンタルタイヤで毎年溝に関係無く全部交換させて行けば良いのですが、
さすがに消耗部品と割り切ってもこれらのコストで考えると難しいものです。
まだまだ残厚が規定値内でしかも溝が残っているから大丈夫なんだとか、
黒いゴムがライトグレーに変色していてもまだまだ問題無く乗れるから大丈夫とか!
肝心な消耗部品の代名詞でもあるタイヤを疎かにして節約精神に走りますと、
材質の老朽化によるパンクや突発的なアクシデント、
パンク時には避けて通れないアルミホイールの変形や破断や傷と言った、
想像以上に大きな危険「リスク」を同時に増やす事になりましょう!
販売価格が安いから経済的に助かったと変な節約方向へ逃げるのでは無く、
安全維持の為にたとえ安い金額のタイヤでも定期的な交換サイクルを短くして頂き、
本当の意味での慎重な選択方法としての安全維持に心掛けて頂きたく思います。
Toshifumi Kako
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